こちらではフトアゴヒゲトカゲのエサについて語ろうと思います。
コチラの記事はブリーダーのともちん様にご協力いただいて制作しています。
※この記事は『鈴鹿DOOON→』という地域サイトに掲載されていたものを引き継ぎ、再掲したものになります。
エサの選択肢は?
まず、フトアゴヒゲトカゲは雑食性です。
(捕食シーンの動画有。)
昆虫、野菜、人工フードの選択肢があります。
人工フードはドンドンと進化していますので
少しづつ柔軟に対応して行く事が大切です。
理想の食事とは
フトアゴにとっての理想の食事とは、人間にとってもそうであるように
その時の体調に合わせて必要なものを色々と摂取する事です。
普段、積極的に与える必要はないけれど
時と場合によっては、与えてみても良いものもあります。
賛否両論分かれる所でもありますが今回は
ブリーダーのともちんさんにもお話しを聞きながら記載していきたいと思います。
今は特に必要ないとされている食べ物は?
食べさせてはいけない物も含まれますが
まずは、フトアゴの一生において特に摂取させる必要はないだろうと思われる食べ物。
- ねぎ
- 玉ねぎ
- きのこ類
- エサ用でない虫(野生)
- 人間用のご飯(人間用に加工、調理された物)
取り合えず、避けて通っても損はないと思われる物です。
野生の生き物は寄生虫を保有している事が非常に多いことと、
フトアゴが食べてはいけない物を食べて育っている可能性が有りますのでかなり危険です。
お外で散歩させてあげる際なども、
動く昆虫を見つけてしまうと駈け寄って瞬時に食べてしまうので気を付けてあげてください。
取入れてあげたい食べ物は?
では逆にどんな食事がいいの?という所ですが
代表的な昆虫類
- コオロギ
- デュビア
- シルクワーム
- ハニーワーム
他にも色々と販売されています。
いずれもエサ用として販売されているものが大前提で、上にも書きましたが野生はダメです。
清潔な環境でエサも選んで育てた自家繁殖であれば可能です。
馴れてきたらランニングコストを抑えるためにも
コオロギやデュビアの自家繁殖はマストとも言えます。
コオロギ捕食シーンはコチラ↓
昆虫が死ぬほど苦手だという人もいるでしょう。私も例外ではありませんでした。
絶対に無理だと思っていましたが愛しのフトアゴの為を思うと克服できました。
女性は特にそういう方が多いようです。
また、乾燥コオロギ、冷凍コオロギなども販売されています。
また、昆虫もサイズ別で売られていますので
月齢に合ったサイズを選んで与えてください。
多きずぎる餌は消化不良の原因となってしまいます。
続いて、野菜、果物類は
- 小松菜
- ニンジン
- リンゴ
- バナナ
- みかん
- タンポポ
- チンゲン菜
- 大葉
- キウイ
- マンゴー
- かぼちゃ etc
コチラは全て書き出すのは至難の業ですので、代表的なものをいくつか。
野菜類には葉っぱはよくても種がダメ、果肉はよくても葉っぱはダメ、葉っぱはよくても茎はダメ
なパターンもあります。
色々な食べ物を与えることはとても良いことですが
不安なものを不安なままあげるよりは専門の方に相談し、フトアゴの体調に合わせて
組み合わせて、安心なものを食べさせてあげる事が大切ですね。
そして人工フード。
こちらに関しては昔に比べて、とても進化しているそうで、
昔は補助的なものと言われることもありましたが
現在はメインにとって代わるほどバランス良く栄養素を配合したものも販売されています。
人工フードの難点でもあった食いつきに関しても、最近の物は良いものが沢山あります。
ただ、ここに関しては個体差が大きいようで、人工フードには色を付けられているカラフルなものがありますが
全く食べなかったり、特定の色だけを好んで食べたりすることもあるそうです。
給餌の際の注意点とアドバイス
給餌の際にはぜひおさえておきたいポイントがいくつかあります。
まず、フトアゴは雑食ですが主に
生まれてから、2~3ヶ月は2回/日ほどコオロギを中心に与えます。
この時期はなかなか野菜を食べてくれない個体が多いようです。
以降は1回/日コオロギと葉野菜を中心に与えます。
生後、一年を超えるアダルトになったら野菜を中心に与えます。昆虫は副食として与えます。
そして給餌の際のカルシウム添加も忘れずに。
フトアゴは沢山のカルシウムを摂取しないと、病気になってしまいます。
カルシウムパウダーなどが売られていますので、そちらをエサにまぶして食べさせて
骨の形成をしっかりとサポートしてあげる事も忘れないでください。
また、食事の時間帯にも気を付けたい点があります。
フトアゴは冷血動物ですので体が温まっていないと消化不良や病気の原因となります。
食事の前後は必ず最低1時間以上電球の点灯を確認しましょう。
その他、ちょっとした工夫ですが
野菜類は包丁を使わず、手でちぎってあげる事で
ビタミンを壊さず摂取させてあげられます。
人間でも葉野菜のサラダは手でちぎった方が栄養が多く残るんですよ!
その他、コオロギをあげる際は、ケージに入れっぱなしにすると、フトアゴが寝ている間に
尻尾をかんだりして逆襲し、尻尾を欠損してしまう場合も。
食べなかったら必ず取出しておいてくださいね。
エサの選択肢もかなり沢山ありますが、
自分のフトアゴにピッタリのエサを選択してあげるとこで
理想の食事が完成すると思います。
まとめ
色々な選択肢がありずぎて、悩んでしまいそうですが、
実は、シンプルに昆虫と野菜とカルシウムパウダーで元気に育つと思います!
食事は健康のバロメーターにもなりますので是非楽しみながら学びたいですね!
ご協力
コチラの記事は
ブリーダーのともちん様にご協力いただいております。
うちのフトアゴもともちんさんのブリードルーム「ちぃちぃぱっぱ」産です♪
とても勉強熱心な方で、いつも相談に乗ってくださいます。ありがとうございます!
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